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双極性障害の人の多くはその日の体調に関して、健康な人に比べ気にし過ぎる傾向があるかと思います。
中にはグラフ化した体調管理表などをつけている几帳面な方もいます。
そういった姿に一般の人は、ストイックな印象を持つかも知れません。
そんなこといちいち気にしてたら生きていられないよと言う人もいるでしょう。

しかしながら双極性障害の人は、もとから小さな事を気にし過ぎていたというわけではないのです。



早期発見のため
双極性障害の人は波があるために、健康な人なら「そんなこと誰にでもあるよ」と片付けられる事でも、その事が体調とどう関係があるかいつも気にかけておく必要があります。小さなきっかけが病相の変化の早期発見につながる事もあるからです。

だからそれが「夕べは何度か目が覚めたな」とか「あれ、なんか今少ししゃべりすぎてるな」など健康な人にとっては小さな出来事に過ぎないことだとしても、双極性障害の人は常に気にかけておかなければならなりません。


診察は自己申告制
たとえその事を診察時に医師から「それは気にし過ぎですよ」などと言われたとしても、それを伝えておかないと、いよいよ具合が悪くなった時に「今までそんな事言ってなかったですよねえ」となってしまい、本人が申告しなかったので見過ごされてしまった、ということなってしまいます。

診察というのは自己申告制だと、昔職場でまったく別の科の医師が患者さんに話していたのを覚えています。本人が申告しなければ誰も分からないのです。躁状態の場合は、家族の申告が大いに大事と言うこともありますが。

なので結局は本人が小さな変化をいちいち気にしていないと、後々自分が困ってしまうのです。

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スティグマのひとつ
そんな訳で結論を言いますと、私達は決してもとから性格的に「気にし過ぎ」なのではありません。もともとはもっと大らかな性格であったはずです。
「病気に執着し過ぎているからいつも具合が悪いんじゃないの?」と言うのは、まったくの誤解です。むしろ自分の体調管理をしっかり行っている「しっかり者」なのです。自分で言うのもなんなのですが(笑)
小さな事かも知れませんが、こんなことも双極性障害の人からすると「スティグマ」のひとつなのだということを、ご家族の方も先生も、職場の人も友人も、それから当事者のみなさんにも少しはご理解いただけたらなと思います。