neverleave

精神疾患と孤立は切り離しにくい問題だと思います。
職場においてはストレスが先かうつ病が先か、まるで鶏が先か卵が先かのような状態が蔓延っています。

職場でうつ状態になれば、どう接したら良いかと真剣に考えてくれる優しい人もいる中で、うつ状態の人とはどう関わっていいか分からないという人の方が多数を占め、実際には孤立してしまう方の方が多いのではないかと思います。




少数派は生きにくい

日本は「少数派」には厳しい国です。無職の人どころか、フリーターなどの非正規社員までが白い目で見られます。

普段は差別は良くないと言っている人でさえ、少数派に対して偏見を持っている人は少なからずいます。日本国内でまかり通っている「普通」という概念から外れた人とは、関わりたくないと思う事自体を差別だとは気が付かないようです。



近所の目は厳しい

精神疾患をカミングアウトすれば四面楚歌状態になる事は必死です。精神疾患と無職に対して、近所の目は本当に厳しいからです。
そしてますます疎外感が増し、孤立していくのです。

☆身につまされるニュースがあります。

孤立は自殺を招く

精神疾患を抱える人は、その症状が故にどうしても周りとの軋轢が多くなるため、孤立する可能性が抜きん出て高いのは言うまでもありません。
私も当事者の一人ですので、そういった経験は人並み以上にあります。

しかし一番孤立させてはいけない人間は、まさしく精神疾患を持った人達です。
なぜならそれは言うまでもなく、自殺の危険が高いからです。
精神疾患がある人の中でも、特に一人暮らしの人は明らかに自殺率が高いそうです。

☆参考記事

孤立から身を守るには....

一人にしておいて欲しい、でもずっと一人でいるのは寂しいと思う、そんな私達はどうすれば孤立から自分を守れるのでしょうか。

私はこの事について、この記事を書くしばらく前からずっと考えていました。
いろいろ調べてもみたけれど、健康な人に対しての孤独から抜け出す的な情報はたくさんあっても精神疾患の事になると、画一的なことしか書かれていなかったからです。



私自身のこと

私自身も発症した後、一人暮らしをしていたのですが、その頃私を心配してしょっちゅうメールをくれたりゴハン食べにいこうと誘ってくれる優しい子がいました。けれど知らない土地で友人も少なく、孤独感が強いのにも関わらず、その子の事がうっとおしくてイライラしていました。

しばらくしてその子がやっと諦めてくれて連絡も遠のいた頃、今度は強い孤独感に襲われて、自殺が頭から離れなくなってしまったのです。

そんな風に私が一人暮らしで孤立していた頃、いったい何に救われていたのか思い返してみました。


その時私が求めていたもの

結局は最初に調べた時に書かれてあった、社会や人との繋がりという画一的な情報通りの事を自分もしていたことに気付いたのです。

私がその時一番切望していたのは、やはり社会や人とのつながりでした。

1日に1度買い物に出かけたスーパーの店員さんとの挨拶程度の会話や、目の前に住むおしゃべりが大好きな大家さんとの立ち話、2週間に一度の診察での数分の主治医との会話、ほのぼのした保健センターのおじさんとの程よい距離感、煩わしかった友人との繋がり、そして時々電話で話す親しい人との繋がり、どれもがその時の私の大きな生命線だったのです。



伝えたいコト

そんな健康な人にはどうでもよいような小さな繋がりが、生きるか死ぬかの判断を間違えずにいさせてくれるものだということを、一人の孤立体験者の私を通じて医療従事者やソーシャルワーカー、そして出来る事ならすべての人々に心に留めておいてもらえたらいいなと思います。

下の記事は、老後のおひとりさまを心配する人向けに書かれた、対人関係・社会リズム療法を広めていらっしゃる水島広子先生の言葉なのですが、普段は一人が好きな人でも、孤独感が強くなって辛い時には思い出してみてもいいんじゃないかなと思ったので載せておきます。精神疾患ではない人にも同じ事が言えますよね。


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以上、精神疾患と孤独について私なりに考察してみました。
理屈では説明が出来ないけれど、結局は人との繋がりが人間には必要みたいです。
普段は一人旅も一人焼き肉も大好きな私ですが、いつでもこの事は思い出せるようにしていたいです。