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今日の話はとりとめもない話なのですが、「積極的な治療、十分な治療を受ける事というのはごく当たり前のことなのか」という疑問について考えてみました。単に自分は怖がりなので、疑問というよりもただの言い訳と独り言です。



選択肢は1つではない

もちろん置かれた状況により判断は大きく変わるのですが、何か症状があればすぐに病院に行き、検査をして診断名を付けられて治療を受けるというのは、個人的には当然の事とは言えないような気がしています。

病気をすれば治療を受ける事は考えるまでもない普通のことで、受けないなんて選択肢はないというのが今の世の中の常識です。風邪をひいたら病院へ行くという行為が良い例です。

しかし世の中に当たり前の事、選択肢が必ずひとつしかないなんて事はないように思います。



言いなりになんてなりたくない

自分が精神疾患を発症して職場を退職するまでの間、少なからぬ人々とのお別れを経験する中で、またたくさんの検査や手術を受ける方々と接する中で密かに思っていたことがありました。

「周囲に言われるがままに従順に治療を受ける必要って本当にあるんだろうか。医師にすべてを丸投げにして、迷う間もなく決断を迫られ、言うなりになる治療なんて受けたくない。」

それは、私が接する方々が高齢の人が多かったからかも知れません。高齢の人はとても我慢強く、従順で痛みや苦しみを訴えてはならないと思う人が多いです。すぐに弱音を吐く自分は彼らに尊敬の念を抱いてはいたものの、胸が痛くなる場面も多々ありました。


全力を尽くすということは医療従事者にとっての使命のようなものです。良くなって欲しい、何としてでも助けたいという強い意志がなければ、とてもあのような激務には耐えられません。

しかし治療を受ける側の立場として、私達は医療というものにそこまで頼り過ぎる必要はあるのでしょうか。



自然の摂理

積極的な治療、十分な治療というのは、いったい私自身にとってどこまで必要なのだろう。置かれた状況により判断はまったく異なるし、残す者の存在の大きさにもよるのかも知れないのだけれど。

健康な体が老化と共に自然と衰え、また病気が体を蝕んで死に至る過程というのは、生き物の自然の摂理です。その流れにあえて逆らって、ガイドラインに沿った適切といわれる治療を半ば強制的に受けるなんて、不自然ではないかと考えることもしばしばあります。

それは、食事やサプリメントなど健康に良さそうなものを摂取するなどの、自然治癒力に頼るという考えとも何か違います。

自分がもし病気というものを、人間の自然な死への過程として受け入れることを決めたのであれば、家族や周囲の願いや医療従事者の責任のために自分を犠牲にする必要はないと思っています。



それで良いと思う

以前接したことのある患者さんの中には、大きな病気を宣告された後、健康の為にと家族から止めさせられていた煙草や飲酒や刺激物などを、逆に積極的に摂取することを決めた方もおられました。

私はチームで意見を一致させて接しなければならない立場でしたので、自分だけが「それで良いと思いますよ」などと口にすることは出来ませんでしたが、心の中では100%その人の選択を支持していました。



突き詰めれば終末期

ただやはり人間ですので、痛みや苦しみは経験したくなんてありません。私にとって一番怖いのは死ぬことよりも、それに伴う痛みや苦しみの方です。

積極的な治療を受けたくないことを突き詰めると、終末期に一定数の人が考える延命を望まないという選択に、最終的には行き着きます。

終末期の苦痛緩和の為に薬物による鎮静を行えば、死期を早めることを覚悟する必要があります。もう2度とこの場所に帰って来られないことは大きな恐怖です。

でもその時まで覚悟が決められないでいれば、実際にその場面になってしまった時には、自分の決断を訴えることすら出来なくなってしまいます。



侵襲のある行為は避けて通りたいという本音

話が終末期へと大きく飛躍してしまいましたが、私が思っているのは小さな事です。侵襲のある医療行為を行ってはいけないなどという極端な意見は持っていませんが、患者側の不安を高めることは確かな事実です。

そして私は残念な事にものすごい怖がりですので、なるべくなら避けて通りたい行為です。

多数の人は私ほど恐がりではないと思いますので、ここまで悩む事もないのが普通ですが、侵襲のある検査や手術などの医療行為を受ける事は決して当たり前ではありません。受けないという選択肢もあるわけです。

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単に怖がりなだけです

大きな病気のことは置いておいて、私の話している事は小さな症状の話なので、何でもかんでも病院に行って言われるがままに苦痛な検査を受ける必要はないだろうというのが結論です。

すべては怖がりの私が侵襲のある医療行為を全力で拒否するための必死の言い訳です。しかもたいした症状でもないのに、いちいちおろおろしている小心者の独り言です。ただそれだけです。ごめんなさい(><)